2014年11月16日(日)
創立45周年記念 北九州聖楽研究会定期演奏会
J.Sバッハ ヨハネ受難曲 BWV245(全曲)
ヨハネ受難曲はバッハは5つ書いたとされる受難曲とともに完全なかたちで残っている2曲のうちの一つで、1724年4月7日の聖金曜日にドイツ、ライプツィヒのニコライ教会で初演されました。
受難を予告するかのような壮大な合唱で幕を開け、福音史家と呼ばれるテノールの語りによってキリストの受難の物語がオラトリオ形式で進められていきます。時に激しくドラマチックな合唱曲と、静寂さを取り戻すかのように歌われる祈りのコラールのコントラストが、物語の中に私たちをいざないます。そして、受難を乗り越えた後にある安息と未来への希望の光をうたう終曲へと向かっていきます。
今では国内でも受難節の時など、しばしば耳にすることが出来る」マタイ受難曲と違って、ヨハネ受難曲は演奏される機会がそれほど多くありません。地方で全曲演奏をオリジナル楽器で行うのは当会だけです。当会でも30周年記念公演以来、実に15年ぶりの演奏となります。
この曲に込められた祈りの気持ちは、人との絆を取り戻そうとしている現代社会と通じるものがあるのかもしれません。終曲を終えたとき、音楽を通して未来への希望を皆さんとご一緒に体感したいと願っています。
北九州聖楽研究会
指揮:小泉 ひろし
桐朋学園大学卒業。指揮を斉藤秀雄氏に師事。宗教音楽のジャンルにおいて優れた解釈による
格調高い演奏が高く評価されている。
福音史家:谷口 洋介 イエス:浦野 智行 ソプラノ:鈴木 美登里
カウンターテナー:上杉 清仁 テノール:松原 陸 バス・ピラト:田中 俊太郎
合奏:アンサンブル・パルナスム 合唱:北九州聖楽研究会
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